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医 療 過 誤

犬種 ウェルシュ・コーギー。享年5歳 メス(長野市在住)
ここに、ご家族に対して謹んでお悔やみを申し上げます。

昨年(06年)の12月28日
ワクチン接種のため、長野市内の掛かりつけ某動物病院に行った。しかし、リンパ腺が腫れているということで、その治療を優先し、ワクチンはその後に行うことになった。また、血液検査を行うために採血が行われ、2日後の30日に検査報告を聞き、結果は異常なしといわれた。
(パルドマイシン=抗生物質とプレドニン=副腎皮質ホルモンが処方)。

年が明けた1月21日(検査なし)
ワクチン接種のため受診しワクチンを接種した。この時に、処方している薬を2・3日止めるよう指示があった。
(パルドマイシン、プレドニン、これにエンドキサンP錠=抗がん剤が処方)
 2〜3日後から元気がなくなり始めた。

1月28日(日)(検査なし)
一層元気がなくなったので、実家の両親に病院に連れて行ってもらった。獣医は、腰が原因であろうと言った。両親は、他の機能も悪いのではと言った。獣医は突然、両親に対し診察室から出て行くよう、強い口調で言った。腰の辺りに注射をされ出血していたが返された。家に帰ってもしばらく出血していた。(多量の出血)
 (メチクール=鎮痛剤、ポンタール=鎮痛解熱剤を処方)


1月29日(月)
夜8時過ぎから立てなくなり、ぐったりし始めた。10時ごろラフィアンに電話し連れて行った。ラフィアンは、薬が原因である可能性が高いと判断。翌朝、ラフィアンが利用している動物病院に連れて行くことになった。
夜半、寝ていた所から抜け出し、私(飼い主)の布団の中に入って来た。朝4時ごろ気が付いたら冷たくなっていた。4時24分ラフィアンに電話し犬と一緒に薬を持参した。この時点で処方薬の中に抗ガン剤が入っていたことが判明した。
ラフィアンに依頼して、ラフィアンが利用している病院宛に上記のような受診経緯のメモを作り、解剖依頼を行った。同時に処方薬種の鑑定依頼も要請した。

組織診断日 2月9日(某大学による)

リンパ系組織の萎縮・リンパ球の減少

組織所見 (抜粋)
臓器・組織の中で、特記すべき変化は脾臓(ひぞう)・腸間膜(ちょうかんまく)リンパ節などのリンパ系組織に認められました。脾臓は肉眼的に縮小し、著明に退色しておりました。組織学的にリンパ濾胞(ろほう)の萎縮が顕著であり、リンパ球の減少(ところによっては枯渇=こかつしつつあります)が認められとともに、残存しているリンパ球/リンパ芽球変性・壊死(あるいはアポートシス)が見いだされました。同様の所見は、腸間膜リンパ節をはじめとする多くのリンパ節にも観察されました。

コメント(抜粋)
治療、臨床経過等を勘案いたしますと、エンドキサンの投与によって造血器、リンパ組織などが相当にダメージを受けていた可能性が推察されます。


ラフィアンから
あまりにも無謀な診断と投薬による愛犬の死。

ガンでもないのに、飼い主に知らせないまま抗ガン剤を投与し、飼い主が獣医に進言したら診察室から排除されるなど、医療従事者に有るまじき行為による愛犬の死です。
診断説明なし、処方薬の説明なし、治療方法の説明なし。

前頁にある苦情欄の事例や掲載してないものも含めて、獣医師が薬名と効能、そして治療方法の説明をしていないことが共通しています。ここに改めて インフォームドコンセントの大切さ、必要性を訴えたいと思います。

赤沼に住むお客様の知人の体験としてこんな話を聞きました。掛かりつけ獣医師に「心臓がおかしい」と言われたので、心配になり別のK獣医師の診断を仰ぎました。K医師は、A医師とは反対に「異常なし」と診断したため、家族は、K医師の診断に異議を申し立てました。そうしたら快く「他の医師に診てもらっても良いですよ」と言われ、他の3件の病院の門を叩いてみました。でも、どこでも「異常なし」と診断されました。それからK医師に絶対的な信頼を寄せるようになったということです。この例は、K医師の診断が正しかったということに対しての「信頼」という意味ですが、著者は、K獣医師のセカンドオピニオンに対する「理解」にも信頼される要因の一つであろうと思います。

追記
1月21日のワクチン接種と処方、28日のダブル処方薬など、目に余る無謀?理解不能な処方が行われましたが、ここでのコメントは差し控えます。